• "福井県"(/)
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  1. 荒川区議会 2008-11-01
    12月01日-02号


    取得元: 荒川区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    平成20年 第4回定例会(11月)荒川区議会会議録(第四日目)==============一、日  時   平成二十年十二月一日 午後一時一、場  所   荒川区議会議場一、出席議員(三十二名) 一番 小坂英二君 二番 小林行男君 三番 安部キヨ子君 四番 横山幸次君 五番 斉藤邦子君 六番 相馬堅一君 七番 小島和男君 八番 明戸真弓美君 九番 茂木 弘君 十番 若林清子君 十一番 竹内捷美君 十二番 小坂眞三君 十三番 服部敏夫君 十四番 並木一元君 十五番 斉藤泰紀君 十六番 菅谷安男君 十七番 北城貞治君 十八番 守屋 誠君 十九番 鳥飼秀夫君 二十番 須永京子君 二十一番 志村博司君 二十二番 斉藤裕子君 二十三番 浅川喜文君 二十四番 清水啓史君 二十五番 瀧口 学君 二十六番 瀬野喜代君 二十七番 吉田詠子君 二十八番 保坂正仁君 二十九番 中村尚郎君 三十番 萩野 勝君 三十一番 戸田光昭君 三十二番 武藤文平君一、欠席議員(なし)一、出席説明員 区長 西川太一郎君 副区長 三嶋重信君 副区長 三ツ木晴雄君 収入役 大渕義明君 総務企画部長 北川嘉昭君 管理部長兼教育委員会事務局  文学館調査担当部長 藤田満幸君 区民生活部長 佐藤安夫君 危機管理対策担当部長 裸野和男君 産業経済部長 高野政義君 環境清掃部長 新井基司君 福祉部長 和気 剛君 健康部長 金田麻里子君 子育て支援部長 高梨博和君 都市整備部長 倉門 彰君 都市整備担当部長 山本和夫君 土木部長 緒方 清君 土木担当部長 藤嶋敏夫君 総務企画課長 五味智子君 財政課長 後藤徹也君 教育長 川嵜祐弘君 教育委員会事務局次長 友塚克美君 選挙管理委員会委員長 荻原 豊君 代表監査委員 小林正夫君一、職務のため出席した事務局職員 事務局長 高岡芳行 庶務係長 白石正昭 議事係長 赤沼克己 議事係主査 平野興一 主事 伊藤智徳 主事 佐藤宏嗣 主事 桂木義典 企画調査係主査 野口正紀 議 事 日 程      平成二十年十二月一日 午後一時開議第一             一般質問について第二             委員長報告について①二十第二十号請願  東京電子自治体共同運営サービスにおける入札参加資格申請代理申請システムの構築及び行政書士用電子証明書を使用可能とするシステムの構築に関する請願②二十第十五号陳情  有料老人ホーム入居者を除外した荒川区健康診断の改善を求める陳情③二十第十七号請願  小規模住宅用地都市計画税の軽減措置の継続についての意見書の提出を求める請願④二十第十八号請願  商業地等における固定資産税都市計画税の負担水準の上限を六五%に引き下げる減額措置の継続についての意見書の提出を求める請願⑤二十第十九号請願  小規模非住宅用地の固定資産税都市計画税の減免措置の継続についての意見書の提出を求める請願⑥二十第十号陳情   震災対策要綱を早期に求める陳情第三             請願の付託について第四   議案第四十二号   荒川区環境基本条例第五   議案第四十三号   荒川区良好な生活環境の確保に関する条例第六   議案第四十四号   荒川区立環境学習情報センター条例第七   議案第四十五号   荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例第八   議案第四十六号   荒川区感染症診査協議会条例の一部を改正する条例第九   議案第四十七号   荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例第十   議案第四十八号   荒川区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例第十一  議案第四十九号   荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例第十二  議案第五十号    荒川区まちの環境美化条例の一部を改正する条例第十三  議案第五十一号   荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例第十四  議案第五十三号   荒川区立上尾久保育園指定管理者の指定について第十五  議案第五十四号   荒川区立南千住さくら保育園指定管理者の指定について第十六  議案第五十五号   荒川区立汐入とちのき保育園の指定管理者の指定について第十七  議案第五十六号   荒川区立小台橋保育園指定管理者の指定について第十八  議案第五十七号   荒川区立町屋文化センター指定管理者の指定について第十九  議案第五十八号   荒川区立生涯学習センター指定管理者の指定について第二十  議案第五十九号   荒川区立清里高原少年自然の家の指定管理者の指定について第二十一 議案第六十号    荒川区立清里高原ロッジ指定管理者の指定について第二十二 議案第六十一号   荒川区民会館指定管理者の指定について第二十三 議案第六十二号   日暮里サニーホール指定管理者の指定について第二十四 議案第六十三号   荒川区ムーブ町屋の指定管理者の指定について第二十五 議案第六十四号   東日暮里三丁目ひろば館の指定管理者の指定について第二十六 議案第六十五号   荒川山吹ふれあい館の指定管理者の指定について第二十七 議案第六十六号   荒川区立南千住中部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について第二十八 議案第六十七号   荒川区立荒川東部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について第二十九 議案第六十八号   荒川区立町屋在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について第三十  議案第六十九号   荒川区立西尾久西部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について第三十一 議案第七十号    荒川区立東日暮里在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について第三十二 議案第七十一号   荒川区立西日暮里在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について第三十三 議案第七十二号   荒川区営住宅指定管理者の指定について第三十四 議案第七十三号   荒川区立荒川老人福祉センター指定管理者の指定について第三十五 議案第七十四号   荒川区立荒川授産場指定管理者の指定について第三十六 議案第七十五号   荒川区立尾久生活実習所指定管理者の指定について第三十七 議案第七十六号   荒川区立尾久生活実習所分場指定管理者の指定について第三十八 議案第七十七号   荒川区立障害者グループホーム指定管理者の指定について第三十九 議案第七十八号   荒川区立精神障害者地域生活支援センター指定管理者の指定について第四十  議案第七十九号   荒川区立障害者福祉会館指定管理者の指定について第四十一 議案第八十号    荒川区民住宅指定管理者の指定について第四十二 議案第八十一号   南千住駅東口自転車等駐車場指定管理者の指定について第四十三 議案第八十二号   センターまち自転車駐車場指定管理者の指定について第四十四 議案第八十三号   荒川区土地開発公社定款の一部変更について第四十五 議案第八十四号   職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第四十六 議案第八十五号   幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第四十七 議案第五十二号   平成二十年度荒川区一般会計補正予算(第三回)第四十八           諸般の報告について   午後一時一分開議 ○議長(若林清子君) ただいまより本日の会議を開きます。 出席、欠席議員数を報告いたします。出席三十一名、欠席一名であります。 直ちに日程に入ります。 日程第一、一般質問について。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △一般質問について ○議長(若林清子君) 十一月二十八日に引き続き、一般質問の発言を許可いたします。 十一番竹内捷美さん。   〔竹内捷美君登壇〕 ◆十一番(竹内捷美君) 自由民主党の配慮をいただきまして、質問の機会をいただきまして、ありがとうございました。 まずもって、西川太一郎区長の再選おめでとうございます。 質問に先立ちまして、本日、日本経済新聞を読んでおりましたら、大変すばらしい記事が載っておりましたので、御紹介をさせていただきます。 日経新聞が実施した第六回行政サービス調査の調査結果であります。荒川区は、行政サービス調査で全国市区の中で第四位と、前回の五位からさらにランクアップをしております。また、行政改革調査では前回百十九位から第十四位と、百以上もランキングを上げるという結果が出ております。これもひとえに西川区長がこの四年間に着実に積み上げてきたことがランキングとして如実にあらわれたものと考えております。西川区長と力を合わせて区政を推進してまいりました私ども自由民主党荒川区議団といたしましても、本当にうれしく思っております。西川区長の二期目のスタートにふさわしい、すばらしい出来事であったので、この場をおかりして報告をさせていただきます。 しかしながら、経済のグローバル化の中で、原材料の高騰や金融問題等の影響を受け、極めて荒川区の産業は零細企業、その直撃を受けております。個人の消費においても、物価の高騰、可処分所得の減少等によりまして、良好とは言えません。 そんな中で、我が党は後期高齢者医療制度、介護保険、融資改善・信用保証、新型インフルエンザ対策まちづくり、常磐・高崎線の東京駅乗り入れ等の課題に積極的に取り組んでまいりました。厳しい経済情勢だからこそ、こうした施策の充実を図る必要があると考えております。 ここで具体的に質問に入る前に、モラロジー研究所報に掲載された、福岡太宰府高校占部賢志先生の講演録の一部を紹介させていただきます。占部先生は、学力の基盤は道徳にあり、人の出会いが成長させるというテーマの講演の中で、福井県では中学二年の四月から一年かけてある人物について勉強し、二月に実施される昔の元服に相当する立志式に挑む事例を紹介しております。その人物とは、明治維新で活躍した同県出身の橋本左内です。左内の残した文章に解説を加え、独自の教科書まで作成し、教育されています。ですから、子供たちの心には左内の言葉がしみ込んでいます。すぐれた人の人格を学び、人間としていかに生きていかなければいけないか、何を大切にすればいいかを考えるのが道徳であり、その道徳こそが学力の基盤であります。福井県は今年、全国学力テストの中で中学生トップの成績を上げていることからしても、それが証明をされています。 また、幕末、西洋の科学技術を習得するため、長州からイギリスに渡った五人のうち、伊藤博文と井上馨は、連合艦隊による下関事件を知り、急遽帰国しましたが、イギリスに残った山尾庸三は、ロンドン大学で何に自分の生涯をかけるかを模索し、帰国後の日本で必要になるであろう造船技術習得を目指し、グラスゴー行きを決意しました。ところが、ここで持参したお金が底をついてしまいました。絶望のふちにあった庸三に学業資金を融通し助けたのが、森有礼たちの薩摩の若者でした。 庸三は、昼間は造船工場で働き、そのお金で夜は夜学に通い、昼夜を通して造船技術を学び、帰国後、東京大学工学部の前身となる工学寮を創立し、日本近代工業の父と呼ばれる存在になりました。 また、庸三は、グラスゴーの工場で身振り手振りで仲間とコミュニケーションをとる人がいることに気づき、イギリスには聴覚障害のある人が手話を身につけるための学校があることを知り、心を打たれました。このときの感動を忘れなかった庸三は、明治政府に盲唖学校創設の建白書を提出、明治十三年に我が国初めての盲聾学校の開校にも貢献をしている。薩摩の若者との出会いがどれほど人間を大きくし、成長させていくかをまさに歴史が教えていると、占部賢志教諭は講演をまとめています。 それでは、我が国の近代国家創設に、困難を乗り越えて国の基礎づくりに力を尽くした先人たちに思いをはせながら、時代の転換期にある今日の状況を踏まえ、弱者支援、まちづくりまちおこし、活字文化、リサイクル等々の何点かについて、さらなる施策の充実を図ることを目指し、質問をさせていただきます。 初めに、聴覚障害者相談支援ネットワーク事業と緊急時支援体制について伺います。 質問に入る前に、荒川区内の聴覚障害者手話ボランティア、健常者に対して、二十年以上の長きにわたり聴覚障害者の生活、福祉、教養向上に心の灯台となり、明かりをともし続ける東京都聴覚障害者連盟倉方あつ子先生に感謝を申し上げます。 また、議長のときには、中村尚郎副議長さんに大いに助けられました。またお世話になりました。その議長の時代に明治大学危機管理センター中邨章教授からの依頼による、首都直下地震防災減災プロジェクトにおける成果報告書が完成し、文科省から承認され、第一法規発行の「危機発生!そのとき、地域はどう動く」、また学会誌「自治体危機管理研究」に掲載され、二〇〇八年の学会研究大会に成果が発表されました。隠れた担当課の日ごろの努力に感謝申し上げます。 質問に入ります。 私は日ごろ聴覚障害者の方と接するたびに、さまざまな悩みや日常生活を行っていく上で不便な点をお聞きすることがあります。その中から二点にわたり質問させていただきます。 初めに、聴覚障害者に対する相談ネットワーク事業について伺います。都内には身体障害者手帳所持者聴覚障害者が三万三千人、荒川区にも六百人の方が生活をしています。その中には、手話通訳や要約筆記など、従来からの支援だけでは対応できない聴覚障害者の方がおります。平成十八年度に東京都聴覚障害者連盟生活支援ニーズ調査を実施したところ、十分なコミュニケーション能力を前提とした相談支援事業を求める聴覚障害者が多く存在している事実がわかりました。そうした聴覚障害者の要望に対応していくには、状況に合わせて筆記や口話、音声など的確なコミュニケーション能力を求められます。時には身振り等で対応しなければなりません。こうした結果を見ますと、専門的な対応ができる相談員による相談支援が荒川区においても必要であると考えられます。 このような中、現在、東京都聴覚障害者団体聴覚障害者の施設が共同で、相談支援事業をサポートするための聴覚障害者相談支援ネットワーク事業を立ち上げていると伺っております。そこで、ぜひ荒川区においても聴覚障害者の自立を支援する事業者と連携し、相談支援ネットワーク事業を活用し、障害の状況や内容に応じて意思疎通の図れる、安心して相談ができる体制を確保してはいかがでしょうか、区の見解をお伺いいたします。 続いて、災害時の緊急支援体制について伺います。現在、荒川区における聴覚障害者への災害時支援体制は、登録通訳者派遣制度を利用した協定しかありません。協定も区内在住の通訳者が多く、発災時には自分自身の身を守るのに精いっぱいと思われ、現実のものとは言えない状況です。近年の大災害における聴覚障害者への支援状況を見ますと、必ずしも支援体制が有効とは言えません。混乱する発災直後は一時的に近隣の避難所を利用することはもとより、極めて情報の少ない障害者のために、区内四、五カ所の避難所、例えば福祉避難所もしくは災害要支援者対象避難所に指定し、そこに災害要援護者を集中的に支援する体制をつくることが効果的であると考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 また、聴覚障害者情報障害者とも言われます。避難所の館内放送は聞こえない、ラジオのニュースもわからないといった情報過疎になります。そこで、比較的に情報を提供できる電光掲示板や携帯型電光文字表示器などの支援機器を効果的に福祉避難所に確保、配置する必要があると考えられます。これらの整備については国・都とも連携し、積極的に障害者への支援機器を配備してはいかがでしょうか、区の見解をお伺いいたします。 次に、本との出会いと活字文化についてお伺いいたします。 人は読書を通し、真理や知識を習得し、あるいは作中人物の人生を追体験することにより、生きる知恵と豊かな心を身につけます。つまり、先人をまねることから我々の人としての成長は始まるのであります。その動機づけを行うのが教育でございます。この教育の営みを東京藝術大学宮田亮平学長は、先般、高島屋で開催された御自身の個展オープニングトークで次のように述べております。「学ぶことは、まねること。学ぶことを教え、はぐくむことが教育である」「学ぶことは、まねること。学ぶことを教え、はぐくむことが教育である」。私はこの先生の話を聞くまで、物まねは個性がない、独創性がないと理解していましたが、その誤りに気づき、大きな衝撃とともに学びの本質を理解しました。 ところが、インターネットや携帯電話の普及により、大量の情報が洪水のように押し寄せ、その中に身を置き続けていると、活字文化特有の奥深さや広がり、他人の喜び、悲しみを体験することができず、人としての健全な成長に影響が生ずるのではないかと危惧いたしております。長い歴史の中で蓄積した知識や知恵は活字により伝承されており、これをまねることが人としての成長や人間の涵養に欠くことのできないことであります。 こうした状況の中で、荒川区においては、学校図書の充実、図書指導員の全校配置がなされ、読書活動も推進されております。改めて情報過多のインターネット社会における学校教育における本との出会いの重要性、そして朝の読書の充実が必要と考えるが、現状と今後の方策についてお伺いいたします。 続いて、ボランティア教育の推進について伺います。 たばこやごみのポイ捨て、電車の中の飲食、携帯電話など、道徳の低下の例を挙げれば、いとまがありません。人との関係、隣組、地域のきずなが失われた結果、社会全体の共通ルールが崩壊してきたのではないかとさえ思われます。 一方、法人会、町会、NPO、防犯、史跡を守る会、金融機関、企業、学校、防犯団体、福祉団体、国際協力団体などが美化、福祉、ボランティア活動に参加し、多様な広がりを見せていることも事実です。対価を求めず、人に尽くし、地域に貢献するボランティア活動は、子供たちに道徳を涵養する上で極めて効果的であります。岩手日報によると、岩手県では、授業にボランティア活動を取り入れている小学校は九七・九パーセント、中学校では八七・七パーセントであると報道しています。奉仕の心と道徳の涵養のため、小中学校でボランティア活動を一層充実すべきと考えますが、現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。 また一方、大人が学校で教えるボランティア活動として、杉並区や小平市をモデルに文科省が始めた学校支援地域本部事業について、荒川区も第四中学校が申請していると聞いておりますが、これもあわせてお伺いいたします。 次に、マイホーム借り上げ制度について伺います。 私は住宅対策審議委員として、荒川区における新たな住宅政策のあり方について答申すべく参加をしております。今後この答申を踏まえ、第三次住宅マスタープラン策定が行われる予定です。そこで、高齢者にかかわる施策について質問いたします。 区内には、住宅戸数の一二・四パーセント、約一万一千六百戸の空き家住宅があると言われています。中古住宅は不動産評価が低く、解体し、多くは更地にして売買されるのが現状です。壊せば廃棄物になり、環境問題も発生します。この空き家住宅のうち、良質なものを地域の良好な住宅ストックとして高齢者の住みかえ支援や子育て世帯への支援にもつながるマイホーム借り上げ制度を活用すべきだと思います。この制度は、シニア層を対象にして、マイホームを終身借り上げ、家賃収入を保証するもので、安定した賃料収入でセカンドライフを実現でき、子育て世帯など家を借りた人は良質な住宅を相場よりも安い家賃で借りられるメリットがあります。荒川区では、高齢化率が依然高く、増加が予想されます。借り上げ制度の有効活用とあわせて、高齢者の移住支援を検討すべきと考えますが、区の見解をお伺いいたします。 続いて、自転車専用レーン交通ルール指導強化について伺います。 最近、自転車と歩行者、自転車同士の事故が増大し、死亡事故も発生しております。警視庁統計によると、荒川区内で十九年一月から十二月の一年間に七百十四件の交通事故が起きています。死傷者数で見ますと、全体で七百四十八人、うち子供(中学生以下)六十八名、九・一パーセント、高齢者(六十五歳以上)百二十九名、一七・二パーセント、子供、高齢者合わせて二六パーセント強という状況です。自転車が関与している死傷者は三百二十五名あり、全体の四三・五パーセントと約半数を占めております。 私は、このような状況を大変憂慮するとともに危惧しております。自転車事故を解決するためには、車道に自転車専用帯、すなわち自転車専用レーンを区内の道路に設置することが歩行者や自転車が安全に通行できる状況を確保すると確信をいたしております。南千住において自転車走行空間社会実験が試行されていますが、区内の道路に専用レーンを設置する具体的な計画はあるのか、区の方針について見解を伺います。 また、事故を減少するには区民のルール厳守はもとより、安全走行をすることが必要です。携帯電話をかけながら猛スピード走行や、自転車同士で走りながらの会話を見ると、恐ろしさを感じるほどです。早急に警察署等と連携した走行中の注意、現場での指導強化、自転車運転免許証安全講習会の参加、交通標識の整備、さらに区の交通安全協議会の具体的な活用をするなどして、幅広く現場主義で取り組み、実施すべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。 次に、地元として、架け替えに関し、幾度となく質問、提言をしてまいりました日暮里駅の紅葉坂跨線橋通称紅葉橋についてお伺いいたします。 紅葉橋は、荒川区と台東区を結ぶ橋として、昭和三年、当時の鉄道省により架設されたと聞いております。その後、昭和六十年にJR南口改札口の開設に伴い、幅員四メートルに改修されました。これまで塗装、補修工事など何度か行われましたが、老朽化が目立ち、景観的にもマイナス要因が多く見られ、東口の再開発も一部完成し、格差も目立ちます。東日暮里のまちづくりが進展し、一日五万人強の多くの人が通行している紅葉橋の安全性を確保するため、また、エスカレーター設置等バリアフリー化実現のためにも、早期に具体的にかけかえをすべきと考えますが、区の見解を伺います。 次に、地域活性化に向けたステーション「もてなしの駅」の設置について伺います。 今から八年前、特別委員会において「道の駅」の議論をさせていただきました。現在、「道の駅」は郷土物産、まちおこしとしてにぎわい、NHKラジオは毎週金曜日、「道の駅」から全国放送をしております。きょうは二年前から取り組んでいる「まちの駅」の荒川版「もてなしの駅」を取り上げたいと思います。 お世話になりました「荒川の明るい未来の戸開く」まちづくりの専門家も我が仲間に入り、今後より密度ある議論が展開されると期待をしております。 先月の十一月八日、富士市において「まちの駅」全国大会が開催され、全国から二百七十名の「まちの駅」代表者が集い、先進事例、「もてなしの心」への理解を深めましたと、静岡新聞は大きく取り上げております。 「まちの駅」は、既存の商店、企業、個人、寺院、公共施設等の観光客や地域交流に休憩スペースを提供、地域の歴史、観光情報の場で、全国に約千五百の駅が展開しております。先般の総括質疑で、空き店舗対策に高齢者の憩いの場、宅配サービスの質問をさせていただきましたが、これも「まちの駅」の一つと言えるでしょう。 今年三月、埼玉県本庄市の「まちの駅」を視察し、成り立ち、運営を学ぶ中で、個人でも商店でも公共施設でも、いす一個でも設置ができ、店のPR、仕事のPR、異分野、趣味の交流が図られ、近所づき合いや観光、まちおこしにもなると考えられます。私が以前質問して設置されました、観光マップなどを置いた観光PR協力所などに協力を求め、経費をかけず、区外来訪者の誘致のため、あるいは商店街の活性化のためにも、来訪者の役に立つ地域の情報を提供する機能も備えた出会いの場、お休みどころとなるステーション「もてなしの駅」の設置を図るべきと思いますが、御見解をお伺いします。 次に、物づくりの荒川再生についてお伺いいたします。 産学連携による地域産業の活性化を目指すMACCプロジェクトは三年目を迎えます。私は、このプロジェクトの立ち上げ期から関心を寄せ、積極的に参加し、これまで支援してまいりました。第一回産学交流会は、区内企業、行政、関係機関を含め三十数名が参加しましたが、区内企業より関係機関のほうが多かったように記憶をしております。ところが、今日では七十社を超える企業が参加、区内の首都大学東京や産業高専との産学連携により、荒川区の特性を生かし、高齢者向けの健康福祉関連製品を中心に新製品開発が行われます。 私は、九月十日に首都大学キャンパスで開催されました第三回MACCフォーラムに参加し、「自立する杖フェレット」の開発経過、若手、経営者、後継者によって開発されたプレゼン、これまでにMACCで開発された展示を見るにつけ、わずか二年余りの短期間に販売までよくたどりついたなと感心をいたしております。区内企業、大学、コーディネーターなどの大変な努力のたまものと高く評価をしております。 私は、これまでの取り組みにより、製品開発の一定のモデル、ノウハウの蓄積ができたと考えております。ただただ残念なのは、MACCプロジェクトの取り組みは一部の企業であって、多くの区内企業に知られておりません。物づくりのまち荒川再生のために、この取り組みを区内企業に浸透させ、生かし、産学連携のモデル、ノウハウを多くの区内企業が活用できるようにすることが重要だと思います。それが後継者難で悩み、景気情勢の悪化で本当に苦しむ区内企業に希望の光を与え、元気づけることにつながると考えますが、区の御見解をお伺いいたします。 最後に、建設廃材の活用と需要拡大について伺います。 私は、低炭素社会、循環型社会を創造する観点から、建設廃材の活用に関する質問をいたします。国は、行動計画の中で革新的技術開発と既存先進技術の普及を挙げ、省エネ住宅・二百年住宅の普及を織り込んでおります。この中で、住宅やビル解体時に出る建設廃材の活用に関し、もっと踏み込んだ議論をしなくてはいけないと思います。建設廃材は産業廃棄物として扱われ、東京都の守備範囲であることは十分承知をしております。また、法律的にもクリアする点が存在することも承知をいたしております。それでも私は強い思いで、あえて荒川区議会から提言したいと強い思いでいます。 資源の集団回収、ペットボトルのリサイクル事業が飛躍的に進む中、資源の有効利用を図る視点から、荒川区内に出る建設廃材はなぜ荒川区内でリサイクルできないんでしょうか。現在、建設リサイクルの対象はアスファルト、コンクリート、木材の三点のみです。法の対象項目以外の残土、電線、ビニール、ガラス、蛍光灯、カーペット等もさらなるリサイクルの活用とリサイクル産業の拡大につなげ、建設廃材の総合的リサイクル工場の設置など、新たな雇用が生まれる場の創設も図るべきと考えます。 区の行う建設、改修等、公共工事における廃材活用は確実にできることであり、需要を喚起するためにも区が率先して行動する意義は大きいと思います。これらを踏まえ、区が行っている建設廃材の活用に向けた取り組みの必要性をどのように考えるのか、御見解をお伺いいたします。 また、来年二月に開設予定のエコセンターや不用品をリユースするためのリサイクル工房は、建設会社や工務店などの電気技師や大工さんなど、すぐれた技術を有する専門家の方々が定年後に活躍する場として大変有効であると考えます。例えば資源活用の実践から得た知識や技能を子供たちに伝える環境教育の講師としてお迎えしてはいかがでしょうか。たくみのわざ、エコを生かすことは「環境先進都市あらかわ」の実現にふさわしい取り組みだと思いますが、御見解をお伺いいたします。 明快な答弁を期待し、第一回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)   〔区長西川太一郎君登壇〕 ◎区長(西川太一郎君) ただいま竹内捷美議員から、御質問にあわせて、本日の日本経済新聞に掲載されました行政サービス調査の結果についてお話がございましたので、竹内捷美議員のお許しをいただき、答弁に先立ちまして、私からも一言コメントをさせていただきたいと存じます。 日本経済新聞社が二年に一度実施しております行政サービス調査の結果が本日の日本経済新聞に掲載されておりました。本区は、行政サービス調査部門では教育分野の第一位を含めて総合で全国第四位、行政革新度調査部門では前回調査から百五番以上も番付を上げて、全国第十四位という大変高い評価をいただきました。これまでの四年間、区民サービスの充実のために、職員の諸君とともに多くの汗を流し、取り組んできたことの積み重ねが認められたものと考えているところであり、区長として心からうれしく存じております。職員もこの報に接し、喜び、大いに勇気づけられたことと存じます。このことはまた言うまでもなく、今日まで区政をともに担い、熱い議論を重ねていただきました区議会議員の皆様の御支援、御協力、御理解があってこその結果だと、この機会に議場で御報告を申し上げ、深く感謝を申し上げる次第でございます。 先日、今後の区政運営に関する基本的な考え方におきまして、今後四年間は他の自治体と競争するのではなく、過去の荒川区と競争したいと申し上げました。過去の荒川区と比較して、よりよい区政運営を実施していくことが、結果として他の自治体との比較ランキングにおきましても評価が高まるものと考えております。今回高い評価をいただきましたことを一つの契機として、パートナーである職員と力を合わせて区政をさらに前進させるよう、これからも一つ一つ努力を重ねてまいりたいと考えております。今後とも御支援のほどよろしくお願いを申し上げます。 さて、それでは、御質問にございました視聴覚障害のある方への相談支援や災害時の支援体制についてのお尋ねにお答えをさせていただきます。 景気が後退局面に転じるなど不透明な社会経済状況の中で、区民の皆様の生活不安を解消することが区政に求められております。特に私は、立場の弱い高齢者や障害をお持ちの皆様が地域の中で安心して暮らせるよう、区が安心のとりでにならなければならないと考えております。障害のある方の安心と自立を支えるのは充実した相談支援体制の確立であり、区では、すべての障害者の生活全般にかかわる相談事業を障害者福祉課やたんぽぽセンターなどで実施しております。 御質問の聴覚障害のある方に対しましては、これまで手話通訳者の派遣を行ってまいりましたが、今年度からは要約筆記者の派遣事業も開始し、相談支援事業の充実を図ったところでございます。今後は、これらの相談支援事業に加えて、社会福祉士や精神保健福祉士など専門資格を持ったソーシャルワーカーによる相談支援体制の構築が必要であると認識しております。こうした体制の構築に対しては、ソーシャルワーカーによる相談支援体制を有する聴覚障害者相談支援ネットワークを活用することが有効な方策であると考えております。このため、今後、区内の聴覚障害者団体とも御協議を申し上げ、活用方法などを検討していく所存でございます。 次に、緊急時の支援体制につきましてお答え申し上げます。区では、高齢者や障害をお持ちの方などの災害時要援護者につきましては、社会福祉施設等に二次避難所を開設し、優先的に避難、収容することとさせていただきます。現在、改定作業を進めている荒川区地域防災計画におきましても、二次避難所に障害者に対応した情報機器等を整備するとともに、ボランティアの活動拠点となるような体制を備えることといたしております。御提案の二次避難所への電光文字表示器などの情報機器の整備につきましては、東京都の補助制度を活用し、アクロスあらかわに試験的に設置し、その効果を検証してまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、聴覚障害者を含む要援護者の安全と安心を確保するために、災害時の緊急支援体制につきましても、その整備を積極的に行ってまいる所存でございます。 続いて、MACCプロジェクトをより一層区内企業へ浸透させるべきとの御質問にお答え申し上げます。 MACCプロジェクトでは、コーディネーターの戦略的かつきめ細かな調整、企業、大学等との熱心な取り組みが活発になり、首都大学東京などと産学連携による高齢者向け健康福祉関連製品プロジェクトを中心に、数多くの新製品が開発され、販売に至るという成果を上げております。今年度におきましては、私を会長とするMACCプロジェクト推進協議会を設立するとともに、若手経営者、後継者の人材育成を行う場を設け、MACCコーディネーターの指導のもと、十名の意欲ある若手経営者が技術、商品開発、マーケティング、財務等の経営課題全般に関する知識を高めるための勉強や情報交換を活発に行っております。 御質問のとおり、MACCプロジェクトによって地域産業を活性化するためには、高い技術力と意欲のある企業を積極的に取り込んでいくことが重要でございます。このため、私はMACCプロジェクトについて、機会あるごとに区民、事業者等に御説明を申し上げておりますが、産業経済部におきましても、産学交流会やフォーラム、セミナーなどの開催を積極的に行っておりますし、また区報やホームページ、産業情報紙などによって周知を努めているところでございます。また、事業面におきましても、区内の幅広い業種、業態の中小企業が参加していただけるよう、新たな先導的プロジェクトとして大手、中堅企業との連携による販路開拓支援事業を立ち上げたところでございます。さらに先般、産学連携に非常に熱心に取り組んでおられます国立大学法人山形大学工学部との間で連携協力の協定を締結いたしました。私は、これにより今まで以上に幅広い分野での産学連携が可能となり、多くの区内企業が産学連携に参加できる、そういう環境が整ったのではないかと考えております。 モノづくりのまちである区内には、現在も約三千社のモノづくり企業があります。これらの中には、まだMACCプロジェクトには参加していないものの、このプロジェクトに参加をし、産学連携、企業間連携を行うことで、さらに大きく飛躍する可能性を有している企業も数多く存在しているものと考えます。私といたしましては、このような企業の発掘を丹念に行うとともに、意欲ある区内企業が円滑に産学連携、企業間連携に取り組めるよう、引き続き努力をしてまいりたいと考えております。 これ以外の御質問につきましては、関係理事者から御答弁を申し上げます。   〔教育長川嵜祐弘君登壇〕 ◎教育長(川嵜祐弘君) 本との出会いと活字文化のあり方についての御質問にお答えします。 御質問にございますようにインターネットや携帯電話、テレビゲーム等のメディア等の急速な普及により、子供たちの身近にも多くの情報があふれるようになりました。さまざまなメディアに長時間接触を受けることは心身の発達に大きな影響が懸念されます。このようなネット社会の中で、成長期にある子供たちにとりましては、本との出会いを大切にし、じっくりと活字に対峙することが人間としての成長につながると考えております。 一方、文字、活字は人類が生み出した文明の根源を成す崇高な資産であり、人類はその英知を受け継ぎ、後世に伝えてまいりました。また、読書は豊かな感性と考える力をはぐくみ、人生をより意義深く、心豊かに生きていくために欠かせないものであり、子供たちの道徳心や学力の向上にも寄与するものであります。 折しも、今年六月には衆参両議院において平成二十二年を国民読書年とする決議が全会一致で可決されました。これは我が国における活字離れ、読書離れに起因する言語力や読解力、精神文明の衰退に重大な危機意識を持ち、具体的な施策の展開を求めるものであります。 本区におきましては、議員に御評価いただきましたように、さまざまな施策を展開し、読書教育の推進、学校図書館の活性化など、積極的に取り組んでまいります。また、朝の読書は、一日の生活を読書で始めることで心が落ちつき、集中力が高まることから、全国的な広がりを見せています。本区では、読書教育の推進の一環として積極的に取り組んでおります。今ではすべての小中学校で実施しております。その取り組みの成果として、子供たちに落ちつきが出てきて、一校時の授業が円滑に始められています。不登校やいじめが少なくなったなどの声が報告されております。教育委員会といたしましては、質の高い本を選んで読むことが子供たちの成長にとって極めて重要なことと考え、荒川区推薦図書リストを小中学校の先生方と協力し、より一層充実させ、児童・生徒一人一人の読書の意欲を喚起してまいります。 さらに、児童・生徒が本を通して感じたことや考えたことなど、自分の意見を相手に伝える力を養う小論文コンテストを推進し、活字を通した思考力、判断力、表現力を育成するとともに、全校に配置している学校図書館指導員を効果的に活用し、学校図書館の一層の活性化を図り、文字、活字文化の振興に努めてまいります。 次に、小中学校におけるボランティア活動についての御質問にお答えします。 御質問にございますようにボランティア活動を通し、児童・生徒が社会の一員であることを実感し、社会に役立つ喜びを学び、奉仕の心を育成することは教育的に大変意義あることと考えております。本区におきましては、地域社会体験教室など地域と連携した教育の一環として、地域清掃やリサイクル活動、福祉施設の体験など、小中学校におけるボランティア活動の充実を図り、地域とともに生きることの大切さを児童・生徒に学習させているところでございます。 地域清掃では、学校全体で駅や歩道等の清掃活動を行ったり、児童会、生徒会が中心となって学校周辺を清掃するなど、各校で工夫しながらすべての小中学校において積極的に取り組み、社会貢献の精神を育てています。 また、高齢者との交流においては、小学校ではひとり暮らしのお年寄りに手紙を書いたり、中学校では高齢者施設などを訪問し、高齢者の話し相手になったり、身の回りの世話をするなどの体験活動を通して、人と人が支え合う社会の喜びを児童・生徒は肌で感じています。 今後につきましては、教育委員会として、こうした学校の自主的なボランティア活動を取りまとめ、事例集をつくって情報の共有化を図るなど、引き続き学校の特色を生かしたボランティア活動を積極的に奨励してまいる所存でございます。 また、四中における学校支援地域本部事業ですが、これまで進めてきた独自のキャリア教育を推進するためにも申請し、実施できることとなったものでございます。具体的には、区内の各種の店舗や事業所、官公署など、さまざまなところの中から生徒がみずから選択した職場体験を生徒が編集委員となって取材し、取りまとめた職場情報紙の発行など、特色ある教育活動について地域の力に支えられながら取り組んでいるものでございます。今後も御質問の趣旨を踏まえ、学校支援地域本部事業を含め、さまざまな形で地域の方に学校を支援していただくボランティア活動の充実を図ってまいりたいと思います。   〔都市整備部長倉門彰君登壇〕 ◎都市整備部長(倉門彰君) マイホーム借り上げ制度に関する御質問にお答えいたします。 現在、荒川区における新たな住宅施策のあり方について、住宅対策審議会において御議論いただいており、年内に答申をいただく予定となっております。審議の中では、住宅施策に求められる課題として、住まいの安全安心の確保や住宅供給から既存ストックを活用した住宅、住環境の質の向上、さらに高齢者や子育て層など、さまざまな区民が安心して地域で暮らし続けられる住宅、住環境づくりへの方向性が示されております。 御質問のマイホーム借り上げ制度につきましては、住みかえ支援機構が高齢者の方々からマイホームを終身にわたって借り上げて、貸し出すことにより、安定した収入を確保する制度でございます。これにより家族構成に見合った住みかえや老後の資金として活用することができるというメリットがあります。一方、子育て世帯など、家を借りる方にも良質な住宅をより低廉な家賃で借りられるというメリットもあり、区といたしましては有効な支援制度であると考えております。また、御質問にあります高齢者に対する居住支援につきましては、セーフティネットの面から大変重要な視点であると認識しております。したがいまして、マイホーム借り上げ制度や高齢者の居住支援策につきましては、これから策定いたします住宅マスタープランの中で検討してまいりたいと考えております。   〔土木部長緒方清君登壇〕 ◎土木部長(緒方清君) 私から二点の御質問にお答えをいたします。 初めに、自転車専用レーンに関する御質問にお答えをいたします。 自転車は環境にやさしく、だれもが手軽に使うことができる移動手段として多くの区民の皆さんに利用されております。区では平成十八年度から、区民、事業者、関係行政機関が協働して、環境交通のまちづくりに積極的に取り組んでおり、自転車の走行空間を確保する検討も行ってまいりました。この中で、平成十九年四月に発足した荒川区環境行動計画モデル事業協議会と一緒に、ことしの十一月十三日から十九日までの期間、南千住のドナウ通りにおきまして、自転車を車道へ誘導する実験を実施し、現在その効果や影響などを検証しているところでございます。この検証結果を踏まえ、来年度には交通管理者である警察などの関係機関とも連携しながら、ドナウ通りの両側に自転車レーンを整備したいと考えております。また、他の地域における自転車専用レーンの整備の可能性につきましても検討をしてまいります。区といたしましては、今後も歩行者と自転車との事故防止を目指し、環境や健康にも寄与する自転車の通行環境の整備に向けて積極的に取り組んでまいります。 次に、自転車の交通安全対策に関する御質問にお答えいたします。区内三警察署の統計によりますと、先ほど御質問にございましたが、自転車及び高齢者が関与した交通事故の割合が高いのが現状であり、交通安全対策の大きな課題となっております。これまでも警察、交通安全協会などとも連携し、交通事故減少のための対策を実施してまいりました。さらに関係機関との連携を強化し、歩道の歩行者優先の徹底、違反走行中の自転車に対する注意、現場指導、道路標識をわかりやすく改善するなど、議員御指摘の内容も十分踏まえ、荒川区の安全安心社会を確立するためにも、交通安全対策、特に自転車利用者に対する交通安全ルールの厳守などの対策に積極的に取り組んでまいります。 次に、日暮里駅南口の紅葉坂跨線橋通称紅葉橋に関する御質問にお答えをいたします。 紅葉橋は台東区谷中の天王寺から紅葉坂を下り、日暮里駅東口広場に抜けるための通路として昭和三年に当時の鉄道省により架設されたものでございます。その後、昭和六十年に日暮里駅の南側改札口の新設に伴い、幅員二・七五メートルを四メートルに拡幅した後、台東区側の一部を除いて国鉄より財産を受け継ぎ、荒川区で管理しているところでございます。現在では、駅利用者や地域の人々の通行を確保する上で欠くことのできない重要な橋となっております。区では、これまでも維持管理に努め、安全性を確保してまいりましたが、架設から八十年以上が経過しているため、橋の各部でサビや損傷が発生するなど老朽化が進んでおります。このため、通行者や鉄道の安全を確保するため、来年度、手すりや路面等の補修工事が必要と考え、現在整備に向けてJRと協議を重ねております。 御質問のかけかえにつきましては、耐震性の確保やバリアフリー化の視点、さらには京成線南口開設等の課題もあり、今後ともJR及び京成電鉄と積極的に協議を行って、実現に向けて取り組んでまいりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。   〔産業経済部長高野政義君登壇〕 ◎産業経済部長(高野政義君) 地域の活性化に向けて、「まちの駅」の荒川版と言える「もてなしの駅」を設置すべきという御質問にお答えいたします。 「まちの駅」は、「まちの駅」連絡協議会により認定された、人が休憩したり、集ったりすることができる空間であり、この協議会によれば、人々のコミュニケーションが図られることにより、その地域ならではの生きた情報が入手できるなど、まちづくりの拠点となる場所であるとしております。御質問の「もてなしの駅」の設置でございますが、区内にこうした場所がふえていくことにより、その地域の、ひいては荒川区全体のイメージアップが図られ、区外来訪者誘致の一翼を担う存在になると考えられます。 区はこれまで、来訪される方々の利便性の向上を図るため、観光情報PR協力所の設置に努め、現在では四十九カ所になっており、まち歩きマップなどを配置するほか、近隣情報の提供を行っていただいております。区といたしましては、PR協力所の拡大を図るとともに、休憩場所やトイレの提供等、「もてなしの駅」として機能をするよう御協力をお願いするなど、まちの皆様と一体となった取り組みを積極的に推進をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いを申し上げます。   〔管理部長藤田満幸君登壇〕 ◎管理部長(藤田満幸君) 区の建築工事における建設廃材の活用についての御質問にお答えいたします。 天然資源が少ない我が国が持続可能な発展を続けていくためには、リサイクル等の取り組みを充実させ、建設廃材などの資源を適正、有効に利用することが重要であると認識しております。建設工事においては、建設工事に係る資源の再資源化等に関する法律により、工事発注者、建設業者、解体業者がそれぞれに建設廃棄物の分別解体や再資源化等が義務づけられております。区の施設建設工事においては、建設資材廃棄物の処理や再資源化による建設資材の使用等について、これら法の定めるところに従い、適切に対応しているところでございます。具体的には、工事受注者による分別解体と工事受注者の委託先による再資源化を実施するとともに、再資源化材料の利用については、コンクリートの再生砕石や再生アスファルトの使用、木材チップの再生による木質ボードや再生ガラスの人工土壌への使用の拡大に努めております。今後も資源の有効活用の観点から、一層再資源化材料の使用に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。   〔環境清掃部長新井基司君登壇〕 ◎環境清掃部長(新井基司君) 初めに、建設リサイクル法の対象外となっております産業廃棄物に関する御質問にお答えいたします。 議員御提案の建設残土やガラス、蛍光管などのリサイクル工場の区内への誘致につきましては、御質問にもございましたように多くの課題があるものと認識しております。しかしながら、リサイクル事業の取り組みにつきましては欠くことのできない施策であり、リサイクル産業の拡大は新たな雇用の創出にもつながり、大変重要な視点であると認識しております。区内における環境ビジネスの促進を図る観点から検討してまいる所存でございます。 次に、エコセンターやリサイクル工房に係る御質問にお答えいたします。 大工さんや木工技術者の方々は、長い経験に裏打ちされた確かな技術をお持ちであり、リタイアされた方の中にはまだまだ体力、気力が充実されている方もおいでになります。たくみのわざとも言える技術をお持ちの方々に来年二月に開設する荒川エコセンターのリサイクル工房や工作教室の講師として御協力をいただくことは、区にとりましても歓迎すべきことであり、ぜひその技術と経験を発揮していただきたいと考えております。また、このことは今年度策定いたしました荒川区環境基本計画の基本目標の一つである環境を守る仕事の仕方にもつながるものであります。区民、事業者、区が協働で実施できる事業となるよう、今後どのような内容で御協力をいただけるかについて積極的に検討してまいる所存でございます。 ○議長(若林清子君) 残り二分でございます。   〔竹内捷美君登壇〕 ◆十一番(竹内捷美君) 丁寧な答弁をいただき、ありがとうございました。聴覚障害者相談ネットワーク事業、緊急時支援体制について、直ちに実施の回答をいただき、緊急支援においても整備、設置に向けた取り組みの回答をいただき、西川区長さんの弱者に対する取り組み、温かさ、思いやりに感謝申し上げます。引き続き御支援をお願いいたします。 インターネット社会で不足がちな本との出会いについては、言語力、読解力、精神文化涵養など、重要な課題です。今後とも一層の朝読、国語力の向上に努めていただきたいと思います。 ボランティア教育の推進においては、地域とともに生きることの意義を養う上で最も大切です。積極的な奨励をお願いいたします。 自転車の専用レーン、交通安全対策については、警察署等と連携をとり、標識の見直し、指導強化を求めます。 日暮里駅南口紅葉坂跨線橋かけかえについては、引き続き整備に向けた取り組みを要望いたします。 地域活性化まちづくり下町荒川発見の「もてなしの駅」の設置については、まちづくりのセンターとして今後も努力いただくようお願いいたします。 物づくりのまちに向けた取り組みについては評価するとともに、より拡大をお願いいたします。 建設廃材の活用については、環境ビジネスの創設、支援とともに、総合リサイクルセンター、総合リサイクルプラザの設置等を検討すべきと考えます。問題解決のための協議を強く要望いたします。 エコセンターでの大工さんや電気技術者等のたくみのわざの活用については高く評価をいたします。 まことにありがとうございました。 ○議長(若林清子君) 以上で一般質問を終わります。 日程第二、委員長報告についてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △委員長報告について ○議長(若林清子君) 各委員長より付託事項について報告がございます。 総務企画委員長守屋誠さん。   〔守屋誠君登壇〕 ◆十八番(守屋誠君) 閉会中の審査、調査について御報告申し上げます。 まず、結果の出ました請願から御報告いたします。 平成二十年第二十号請願、東京電子自治体共同運営サービスにおける入札参加資格申請代理申請システムの構築及び行政書士用電子証明書を使用可能とするシステムの改築に関する請願につきましては、委員より、同システムの概要、代理申請時に利用できる電子証明書類の種類、また、同システムが中小事業者の入札参加の障壁となっている事例などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、中小事業者の多い荒川区の事業者が対応しやすいシステムとなるよう、また区民の利便性の向上につながるよう、改築を促すべきとして、賛成との意見があり、本委員会は採択することと決定いたしました。 なお、付託されております平成二十年第四号陳情外二件の陳情につきましては、今後なお一層慎重審査すべきものとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告にかかる二十年第二十号請願についてお諮りいたします。委員長報告は採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、二十年第二十号請願は採択と決定いたしました。 文教・子育て支援委員長鳥飼秀夫さん。   〔鳥飼秀夫君登壇〕 ◆十九番(鳥飼秀夫君) 閉会中の所管事務調査について御報告いたします。 十月二十八日開会の委員会におきましては、諏訪台中学校における用務主事転落事故について、白鬚西地区内の新たな小学校の校名について、生涯学習施設の指定管理者候補者の選定について、上尾久保育園ほか三園の指定管理者候補者の選定について、それぞれ理事者から説明を受け、調査研究を行いました。 また、十一月十七日開会の委員会においては、生涯学習四施設及び区立保育園四園の指定管理者の指定について、指定管理者の収支状況等についてそれぞれ調査研究を行いました。 なお、付託されております平成十九年第十八号陳情外八件については、なお一層調査研究をし、慎重審査すべきものとして継続審査といたしました。 以上、御報告いたします。 ○議長(若林清子君) 以上で文教・子育て支援委員長の報告を終わります。 福祉・区民生活委員長保坂正仁さん。   〔保坂正仁君登壇〕 ◆二十八番(保坂正仁君) 閉会中の継続審査に付されました請願・陳情の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 初めに、結果の出ました請願・陳情四件から御報告申し上げます。 平成二十年第十五号陳情、有料老人ホーム入居者を除外した荒川区健康診断の改善を求める陳情につきましては、特に質疑等なく、討論に入り、陳情書本文中の「極めてずさんな決定であり、高齢者に対する非情な決定と言わざるを得ません」という部分については同意しかねるが、今後、区のより一層の配慮を要望して採択との意見、採択だが、区の裁量でできることは速やかに行われるべきであり、また、区民が自身の健康を願うことを区が損なわないよう要望するとの意見、国の施策の影響を受けた問題であり、根幹である法制度の整備がなされることを希望して採択との意見があり、採択とすることに決定をいたしました。 次に、平成二十年第十七号請願、小規模住宅用地都市計画税の軽減措置の継続についての意見書の提出を求める請願、平成二十年第十八号請願、商業地等における固定資産税都市計画税の負担水準の上限を六五%に引き下げる減額措置の継続についての意見書の提出を求める請願、平成二十年第十九号請願、小規模非住宅用地の固定資産税都市計画税の減免措置の継続についての意見書の提出を求める請願、以上三件につきましては、同種関連があるため、質疑を一括して審議に入り、委員より、都税条例の改正の検討について、軽減策の実施による具体的な影響などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論・採決に入り、平成二十年第十七号請願については、特に意見等なく、採択することに決定をいたしました。 平成二十年第十八号請願については、商業者にあっては、景気が低迷する中で、経済的に困窮しており、国・都が税負担を軽減するよう期待して採択との意見があり、採択することに決定いたしました。 また、平成二十年第十九号請願については、特に意見等なく、採択することに決定をいたしました。 なお、付託されております平成十九年第十号陳情、平成十九年第十四号陳情の二件につきましては、今後なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして継続審査といたしました。 以上、報告といたします。 ○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告にかかる請願及び陳情について一件ずつお諮りいたします。 初めに、二十年第十五号陳情についてお諮りいたします。委員長報告は採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、二十年第十五号陳情は採択と決定いたしました。 次に、二十年第十七号請願についてお諮りいたします。委員長報告は採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、二十年第十七号請願は採択と決定いたしました。 次に、二十年第十八号請願についてお諮りいたします。委員長報告は採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、二十年第十八号請願は採択と決定いたしました。 次に、二十年第十九号請願についてお諮りいたします。委員長報告は採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、二十年第十九号請願は採択と決定いたしました。 建設環境委員長相馬堅一さん。   〔相馬堅一君登壇〕 ◆六番(相馬堅一君) 閉会中の所管事務調査について御報告をいたします。 本委員会は、まず、十月二十八日の委員会で、環境関連条例のパブリックコメントの実施結果及び今後の対応について、荒川区都市計画マスタープラン策定における中間報告について、都市計画道路補助第一〇七号線(千住間道)にかかわる土地収用裁決などについて、それぞれ理事者から説明を受け、とりわけ生活環境条例などに関して質疑応答を重ね、研究調査を行いました。 次に、十一月十七日の委員会におきましては、(仮称)エコセンターの愛称名の決定について理事者から説明を受け、調査研究を行いました。 以上、御報告といたします。 ○議長(若林清子君) 以上で建設環境委員長の報告を終わります。 議会運営委員長菅谷安男さん。   〔菅谷安男君登壇〕 ◆十六番(菅谷安男君) 閉会中の調査内容につきまして御報告いたします。 十一月十一日開会の委員会において、平成二十年第四回定例会の招集日及び提出予定案件について理事者より説明を受けた後、会期及び会期中の日程などについて協議し、いずれもこれを決定いたしました。 また、十一月二十七日開会の委員会においては、平成二十年第四回定例会における初日及び二日目の議事日程、陳情書の所管委員会への付託などについて協議し、いずれもこれを決定した次第でございます。 以上、御報告といたします。 ○議長(若林清子君) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。 震災対策・危機管理調査特別委員長小林行男さん。   〔小林行男君登壇〕 ◆二番(小林行男君) 閉会中の継続審査に付されました陳情の審査経過並びに結果と、委員会の調査内容につきまして御報告申し上げます。 初めに、結果の出ました陳情一件から御報告申し上げます。 平成二十年第十号陳情、震災対策要綱を早期に求める陳情につきましては、委員より、備蓄物資の具体的内容について、過去の家具転倒防止施策の実績、家具の転倒による負傷者の割合などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、同意できるところもあるが、水・食料の確保について計画的に備蓄が行われ、区民に周知されており、また、家具転倒防止施策の復活については、区は器具の配布等を行うのではなく、あっせん・広報をするにとどめるべきであり、趣旨採択との意見、水・食料の確保については情報提供の方法の問題があるが、家具転倒防止施策の復活については、区が減災を推進する上で重要な施策の一つとして実施すべきであり、採択との意見、水・食料の確保については、より詳細な情報提供がなされることを要望するが、既に情報公開はされており、また家具転倒防止施策の復活については、区が明確な意思を持って災害弱者を支援することは重要であり、趣旨採択との意見があり、委員会は採決の結果、趣旨採択とすることに決定いたしました。 次に、委員会の調査内容ですが、十一月十八日の委員会におきましては、本庁舎耐震化プロポーザルの選定結果について、地域防災計画の修正について、それぞれ理事者より説明を受け、調査研究を行いました。 また、十一月二十一日の委員会におきましても、地域防災計画の修正について理事者より説明を受け、調査研究を行いました。 以上、御報告といたします。 ○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告にかかる二十年第十号陳情についてお諮りいたします。委員長報告は趣旨採択であります。 委員長報告に御異議ありませんか。   〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議がありますので、起立によって採決いたします。委員長報告は趣旨採択であります。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、二十年第十号陳情は趣旨採択と決定いたします。 拠点開発調査特別委員長茂木弘さん。   〔茂木弘君登壇〕 ◆九番(茂木弘君) 閉会中の委員会の調査内容につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、十一月二十日に開会し、旧道灌山中学校跡地利用について理事者より説明を受け、荒川区の再開発に係る理念及びこれまでの経過、地域の再開発に関する意識、日暮里・舎人ライナーの西日暮里駅の乗降客数、現在の経済状況が再開発事業に及ぼす影響、これまでの区の産業施策との関係などについて質疑を行い、調査研究を行いました。 以上、御報告といたします。 ○議長(若林清子君) 以上で拠点開発調査特別委員長の報告を終わります。 観光・文化推進調査特別委員長小坂眞三さん。   〔小坂眞三君登壇〕 ◆十二番(小坂眞三君) 閉会中の委員会の調査内容について御報告いたします。 本委員会は、十一月十二日の委員会におきまして、国立大学法人東京藝術大学と荒川区との協定について、韓国済州市からのトルハルバン(石像)の受贈について、それぞれ理事者から説明を受け、調査研究を行いました。 また、観光と文化施策の調査研究の一環とするため、荒川ふるさと文化館の野尻かおる副館長を講師として迎え、「熊野信仰とあらかわ」についての講演会を開催いたしました。 次に、本委員会は、十一月十八日から十九日にかけて、前委員会での講演会の内容を踏まえ、和歌山県世界遺産センター及び田辺市を行政視察しました。 和歌山県世界遺産センターについては、遺産センター設置の経緯や平成二十年度の実施事業などについて説明を受けるとともに、熊野古道を視察し、調査研究を深めました。 田辺市については、田辺市熊野ツーリズムビューローの活動内容や外国人観光客への対応などについての説明を受けました。 以上、御報告といたします。 ○議長(若林清子君) 以上で観光・文化推進調査特別委員長の報告を終わります。 これをもって委員長報告を終わります。 日程第三、請願の付託についてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △請願の付託について  (資料の部に掲載) ○議長(若林清子君) 陳情書七件、議長において受理いたしました。お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、所管委員会に審査を付託いたします。 日程第四、議案第四十二号、荒川区環境基本条例、日程第五、議案第四十三号、荒川区良好な生活環境の確保に関する条例、日程第六、議案第四十四号、荒川区立環境学習情報センター条例、日程第七、議案第四十五号、荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例、日程第八、議案第四十六号、荒川区感染症診査協議会条例の一部を改正する条例、日程第九、議案第四十七号、荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例、日程第十、議案第四十八号、荒川区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例、日程第十一、議案第四十九号、荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例、日程第十二、議案第五十号、荒川区まちの環境美化条例の一部を改正する条例、日程第十三、議案第五十一号、荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、日程第十四、議案第五十三号、荒川区立上尾久保育園指定管理者の指定について、日程第十五、議案第五十四号、荒川区立南千住さくら保育園指定管理者の指定について、日程第十六、議案第五十五号、荒川区立汐入とちのき保育園の指定管理者の指定について、日程第十七、議案第五十六号、荒川区立小台橋保育園指定管理者の指定について、日程第十八、議案第五十七号、荒川区立町屋文化センター指定管理者の指定について、日程第十九、議案第五十八号、荒川区立生涯学習センター指定管理者の指定について、日程第二十、議案第五十九号、荒川区立清里高原少年自然の家の指定管理者の指定について、日程第二十一、議案第六十号、荒川区立清里高原ロッジ指定管理者の指定について、日程第二十二、議案第六十一号、荒川区民会館指定管理者の指定について、日程第二十三、議案第六十二号、日暮里サニーホール指定管理者の指定について、日程第二十四、議案第六十三号、荒川区ムーブ町屋の指定管理者の指定について、日程第二十五、議案第六十四号、東日暮里三丁目ひろば館の指定管理者の指定について、日程第二十六、議案第六十五号、荒川山吹ふれあい館の指定管理者の指定について、日程第二十七、議案第六十六号、荒川区立南千住中部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について、日程第二十八、議案第六十七号、荒川区立荒川東部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について、日程第二十九、議案第六十八号、荒川区立町屋在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について、日程第三十、議案第六十九号、荒川区立西尾久西部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について、日程第三十一、議案第七十号、荒川区立東日暮里在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について、日程第三十二、議案第七十一号、荒川区立西日暮里在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について、日程第三十三、議案第七十二号、荒川区営住宅指定管理者の指定について、日程第三十四、議案第七十三号、荒川区立荒川老人福祉センター指定管理者の指定について、日程第三十五、議案第七十四号、荒川区立荒川授産場指定管理者の指定について、日程第三十六、議案第七十五号、荒川区立尾久生活実習所指定管理者の指定について、日程第三十七、議案第七十六号、荒川区立尾久生活実習所分場指定管理者の指定について、日程第三十八、議案第七十七号、荒川区立障害者グループホーム指定管理者の指定について、日程第三十九、議案第七十八号、荒川区立精神障害者地域生活支援センター指定管理者の指定について、日程第四十、議案第七十九号、荒川区立障害者福祉会館指定管理者の指定について、日程第四十一、議案第八十号、荒川区民住宅指定管理者の指定について、日程第四十二、議案第八十一号、南千住駅東口自転車等駐車場指定管理者の指定について、日程第四十三、議案第八十二号、センターまち自転車駐車場指定管理者の指定について、日程第四十四、議案第八十三号、荒川区土地開発公社定款の一部変更について、日程第四十五、議案第八十四号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、日程第四十六、議案第八十五号、幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、以上四十三件を一括議題といたします。朗読を省略いたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △議案第四十二号 荒川区環境基本条例 △議案第四十三号 荒川区良好な生活環境の確保に関する条例 △議案第四十四号 荒川区立環境学習情報センター条例 △議案第四十五号 荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例 △議案第四十六号 荒川区感染症診査協議会条例の一部を改正する条例 △議案第四十七号 荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例 △議案第四十八号 荒川区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例 △議案第四十九号 荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例 △議案第五十号  荒川区まちの環境美化条例の一部を改正する条例 △議案第五十一号 荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 △議案第五十三号 荒川区立上尾久保育園指定管理者の指定について △議案第五十四号 荒川区立南千住さくら保育園指定管理者の指定について △議案第五十五号 荒川区立汐入とちのき保育園の指定管理者の指定について △議案第五十六号 荒川区立小台橋保育園指定管理者の指定について △議案第五十七号 荒川区立町屋文化センター指定管理者の指定について △議案第五十八号 荒川区立生涯学習センター指定管理者の指定について △議案第五十九号 荒川区立清里高原少年自然の家の指定管理者の指定について △議案第六十号  荒川区立清里高原ロッジ指定管理者の指定について △議案第六十一号 荒川区民会館指定管理者の指定について △議案第六十二号 日暮里サニーホール指定管理者の指定について △議案第六十三号 荒川区ムーブ町屋の指定管理者の指定について △議案第六十四号 東日暮里三丁目ひろば館の指定管理者の指定について △議案第六十五号 荒川山吹ふれあい館の指定管理者の指定について △議案第六十六号 荒川区立南千住中部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について △議案第六十七号 荒川区立荒川東部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について △議案第六十八号 荒川区立町屋在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について △議案第六十九号 荒川区立西尾久西部在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について △議案第七十号  荒川区立東日暮里在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について △議案第七十一号 荒川区立西日暮里在宅高齢者通所サービスセンター指定管理者の指定について △議案第七十二号 荒川区営住宅指定管理者の指定について △議案第七十三号 荒川区立荒川老人福祉センター指定管理者の指定について △議案第七十四号 荒川区立荒川授産場指定管理者の指定について △議案第七十五号 荒川区立尾久生活実習所指定管理者の指定について △議案第七十六号 荒川区立尾久生活実習所分場指定管理者の指定について △議案第七十七号 荒川区立障害者グループホーム指定管理者の指定について △議案第七十八号 荒川区立精神障害者地域生活支援センター指定管理者の指定について △議案第七十九号 荒川区立障害者福祉会館指定管理者の指定について △議案第八十号  荒川区民住宅指定管理者の指定について △議案第八十一号 南千住駅東口自転車等駐車場指定管理者の指定について △議案第八十二号 センターまち自転車駐車場指定管理者の指定について △議案第八十三号 荒川区土地開発公社定款の一部変更について △議案第八十四号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 △議案第八十五号 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 (議案の部に掲載) ○議長(若林清子君) なお、議案第八十四号及び議案第八十五号については、地方公務員法第五条第二項の規定により、あらかじめ人事委員会の意見を聴取しておきましたので、事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 (資料の部に掲載) ○議長(若林清子君) 本案に対して理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長北川嘉昭君登壇〕 ◎総務企画部長(北川嘉昭君) それでは、議案第四十二号から議案第五十一号まで、及び議案第五十三号から議案第八十五号までの提案理由及び内容の御説明を申し上げます。 議案第四十二号、荒川区環境基本条例は、環境の保全について基本理念、区民等の責務及び施策の基本的事項を定めることにより、その施策を総合的に推進するため提案するものでございます。 議案第四十三号、荒川区良好な生活環境の確保に関する条例は、区民の健康で快適な生活を阻害する行為の防止等について必要な事項を定めることにより、区民の良好な生活環境を確保するため提案するものでございます。 議案第四十四号、荒川区立環境学習情報センター条例は、環境学習情報センターを設置し、環境の保全に関する活動を行う区民の支援、情報の提供等を行うため提案するものでございます。 議案第四十五号、荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例は、(仮称)荒川三丁目ふれあい館の建設に当たり、荒川三丁目ひろば館の位置及び荒川三丁目学童クラブの実施場所を変更するものでございます。 議案第四十六号、荒川区感染症診査協議会条例の一部を改正する条例は、法律の改正に伴い規定の整備を図るものでございます。 議案第四十七号、荒川区立心身障害者福祉センター条例の一部を改正する条例は、センターの移転に伴い設置場所の変更等を行うほか、規定の整備を図るものでございます。 議案第四十八号、荒川区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例は、施設の定員拡大に伴い、本施設を障害者自立支援法の規定に基づく施設として位置づけるものでございます。 議案第四十九号、荒川区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、産科医療保障制度の創設に伴い、出産育児一時金の額を改めるほか、規定の整備を図るものでございます。 議案第五十号、荒川区まちの環境美化条例の一部を改正する条例は、公共の場所等における歩行中等の喫煙及び落書きの禁止、路上喫煙禁止地区等を定めるものでございます。 議案第五十一号、荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例は、三河島駅前南地区及び南千住一・荒川一丁目地区の地区計画の区域内における建築制限を定めるほか、規定の整備を図るものでございます。 続きまして、議案第五十三号から議案第八十二号までは、指定管理者の指定についての議案でございます。議案番号と施設の名称を読み上げさせていただきます。 議案第五十三号、荒川区立上尾久保育園、議案第五十四号、荒川区立南千住さくら保育園、議案第五十五号、荒川区立汐入とちのき保育園、議案第五十六号、荒川区立小台橋保育園、議案第五十七号、荒川区立町屋文化センター、議案第五十八号、荒川区立生涯学習センター、議案第五十九号、荒川区立清里高原少年自然の家、議案第六十号、荒川区立清里高原ロッジ、議案第六十一号、荒川区民会館、議案第六十二号、日暮里サニーホール、議案第六十三号、荒川区ムーブ町屋、議案第六十四号、東日暮里三丁目ひろば館、議案第六十五号、荒川山吹ふれあい館、議案第六十六号、荒川区立南千住中部在宅高齢者通所サービスセンター、議案第六十七号、荒川区立荒川東部在宅高齢者通所サービスセンター、議案第六十八号、荒川区立町屋在宅高齢者通所サービスセンター、議案第六十九号、荒川区立西尾久西部在宅高齢者通所サービスセンター、議案第七十号、荒川区立東日暮里在宅高齢者通所サービスセンター、議案第七十一号、荒川区立西日暮里在宅高齢者通所サービスセンター、議案第第七十二号、荒川区営住宅、議案第七十三号、荒川区立荒川老人福祉センター、議案第七十四号、荒川区立荒川授産場、議案第七十五号、荒川区立尾久生活実習所、議案第七十六号、荒川区立尾久生活実習所分場、議案第七十七号、荒川区立障害者グループホーム、議案第七十八号、荒川区立精神障害者地域生活支援センター、議案第七十九号、荒川区立障害者福祉会館、議案第八十号、荒川区民住宅、議案第八十一号、南千住駅東口自転車駐車場及び議案第八十二号、センターまち自転車駐車場、これらの公の施設につきましては、それぞれ指定管理者を指定するため、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定に基づき提案するものでございます。 議案第八十三号、荒川区土地開発公社定款の一部変更については、民法の改正等に伴い規定の整備を図るため、公有地の拡大の推進に関する法律第十四条第二項の規定に基づき提案するものでございます。 議案第八十四号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び議案第八十五号、幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、職員及び幼稚園教育職員の給与について、特別区人事委員会勧告に基づき地域手当の支給割合を改めるとともに、給料表を改定するものでございます。 以上が本定例会に御提案する議案でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(若林清子君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 議案第八十三号及び議案第八十四号の二件については総務企画委員会に、議案第四十五号、議案第五十三号から議案第六十号まで並びに議案第八十五号の計十件については文教・子育て支援委員会に、議案第四十六号から議案第四十九号まで並びに議案第六十一号から議案第七十九号までの計二十三件については福祉・区民生活委員会に、議案第四十二号から議案第四十四号まで、議案第五十号及び議案第五十一号並びに議案第八十号から議案第八十二号までの計八件については建設環境委員会に、それぞれ会議規則第三十八条第一項の規定により審査を付託いたします。 日程第四十七、議案第五十二号、平成二十年度荒川区一般会計補正予算(第三回)を議題といたします。朗読を省略いたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △議案第五十二号 平成二十年度荒川区一般会計補正予算(第三回) (議案の部に掲載) ○議長(若林清子君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔副区長三嶋重信君登壇〕 ◎副区長(三嶋重信君) 議案第五十二号、平成二十年度荒川区一般会計補正予算(第三回)につきまして御説明申し上げます。 今回の補正予算は、補正前の予算総額から歳入歳出それぞれ四千五十三万円を減額いたしまして、八百二十四億三千五百二十八万四千円と定めるものでございます。 款項区分ごとの補正の金額並びに補正後の金額は、第一表歳入歳出予算補正に記載してございます。 まず、歳入予算の内容につきましては、今回減額する歳出予算の財源として充当しておりました特定財源の国庫支出金及び一般財源の地方消費税交付金について減額補正するものでございます。 次に、歳出予算の内容についてでございます。総務費において計上しておりました庁舎耐震改修費について、公募型プロポーザルの実施時期のおくれに伴い、二十年度に計上していた設計委託料を減額補正するものでございます。 続いて、債務負担行為の補正でございますが、これは今回減額補正を行います本庁舎耐震改修工事の設計委託料について、新たに二十年度から二十一年度にわたる債務負担行為を設定するものでございます。 以上、まことに簡略な説明でございますが、十分に御審議を賜りますようお願い申し上げまして、今回の補正予算の提案説明とさせていただきます。 ○議長(若林清子君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 議案第五十二号については、会議規則第三十八条第一項の規定により、総務企画委員会に審査を付託いたします。 日程第四十八、諸般の報告についてを議題といたします。 ―――――――――――――――○――――――――――――――― △諸般の報告について  (諸般の報告の部に掲載) ○議長(若林清子君) 監査委員からお手元に配付のとおり、報告並びに書類の提出がありましたので、事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕     報     告第一  平成二十年度(第六回)定期監査結果の報告について第二  平成二十年度(第七回)定期監査結果の報告について第三  例月出納検査(平成二十年八月及び九月)結果の報告について第四  平成二十年度随時監査結果の報告について ○議長(若林清子君) この際、お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 なお、明日、十二月二日から十二月十一日までの十日間は委員会審査のため休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 次回の本会議は十二月十二日午後一時から再開をいたします。 本日はこれをもって散会いたします。まことに御苦労さまでございました。   午後二時四十一分散会...